もうそうびと

2021.03.23 空き家を借りた人

ドライフラワー作家 illさん

今日紹介するのはドライフラワー作家の ill さん。

出逢いは二月の中ごろ。撮影会で使うお花の相談にフローリスト中村さんのところを訪れた時に偶然出会ったのが始まりです。その日は結婚式の髪飾のオーダーのための買い付けにいらしてました。
どことなく不思議な空気をまとっている ill さん。現在のお花にまつわる活動はドライフラワーを使った作品の制作や受注販売、ドライフラワーやアンティークものを組み合わせた空間のデザイン、フラワー作品のワークショップ開催など。ゆいかはスワッグ作りを早速体験させていただきながら、更に込 み入ったお話を伺ってきましたよ!

いざ!ワークショップへジョイン

ワークショップ当日。まず案内していただいたアトリエとして使っておられるお宅の一室が、まさに非日常的な空間!思わず息を呑みます。たくさんの こだわりの海外製アンティークや花材たちが見事に共存してこの一室に息を潜めています。秒でillさんワールドの虜です。おしゃれを極めしillさん、DJを なさっていた時代もあるそうです。そして今は別に本業を持たれていて、その傍でフラワー作家さんを。才能の振れ幅がすごすぎますよね。

ドライ フラワー作家さんになられたきっかけは。。?

なんと、もともとはお花に全く興味がなかったんだそうです。意外ですよね。6年前に新居を購入された時 にお祝いでいただいたお花を吊るしてみたところ、それがドライフラワーになった時、初めて「可愛い!」と思ったそう。元々アンティークものに興味が あったり古着屋さんに勤められていたり、古い味のあるものはillさんの感性を刺激するのでしょうね。直感でドライフラワーの魅力に取り憑かれたillさんは、まずはお花屋さんで購入した生花を一本ずつ吊るしていたのだそう。段々とそれに飽きたillさん は、それらを束ねてみて、スワッグ第一号を作成したそうです。その時は夢中で、できた頃には針金で傷ついて手が血だらけ!!特に調べたりするわけで もなく感情の赴くままに制作を始めたため、細い手芸用のワイヤーの存在をご存知なく、結果そうなってしまったそうです(笑)ちょっと痛々しいです が、内に秘める強いパワーを感じるillさんらしいエピソードですね。でも今でも敢えて「自己流」を貫いているillさん。だからこそ彼の作品はどれも独創 的で、新鮮でワクワクするものばかりなのですね。

それ以降も作品をお友達にプレゼントなどとして作成されていくうちに依頼を受ける機会も増えてき て、、、気が付いたら副業として‘dried flower market ill’をスタートしていたそう。好きなことが自然と 仕事になっていくなんて、素敵ですよね。 持ち前のセンスでポップアップイベントでの空間デザインの仕事を任されることも。熊谷でプレイスコー ヒーのイベントでは見事にill worldを表現されました。

私もいつか。。illさんに空間をプロデュースしてもらってそこで撮影会なんて開けたら素敵だろうなぁ、、なんて妄想が広がります。 そんなillさんですが、とても話しやすくてジェントルマン。ワークショップ中も話が弾んで、なんだか得した気持ちに♫笑

人の話を聴くのも話すのも好きだよ~なんておっしゃってました。話しが弾みすぎて、気づいたらワークショップの終わりの時間が近付いていて焦るゆい かでした。笑 この仕事の醍醐味はやはり、自身の表現により関わる人の笑顔が見れること。でも何度作品を作っても難しいなあーと思うそうで、、「奥 が深いよね本当に。まだまだだよ。もっと上手くなりたい、他の作家さんに負けたくないよ!」と。彼の感覚から紡ぎ出される繊細でかつダイナミック な作品や空間は、もっと深く深く、進化していきそうですね! これからも素敵なフラワー作品や空間のデザインなどで、熊谷にどんどん彼の作品を残していって欲しいですね!

Q and A

この仕事をする面白さは?
喜んでもらえる 販売がすき。お花やアンティークを使って一つの空間を作る。そして、癒したい。

熊谷の面白いところ、好きなところ
なしw今は、、 でもこれからの妄想などありましたら、、おしゃれなものを追求してる人、作家さんの手助けができたらいいな、、

熊谷の出現スポット
→フローリスト中村さん、古着屋さん、熊谷のバー、イベントワークショップ会場など

ご紹介してくださった面白スポット
→「行田の高山アパート」熊谷じゃないんかーい

最後にひとこと
→人との繋がりは大事

なんだか、彼が作るお花が皆さんの日常を豊かにするのではと、妄想が膨らみます。
ぜひ、ご興味ある方は連絡してみてくださいね。

dried flower market ill
Instagram:https://www.instagram.com/daigorooooo2/?hl=ja

作品についてのお問い合わせ、お仕事のご依頼などは 直接InstagramのDMまで

文章:木村ゆいか 写真:木村ゆいか 編集:白田 和裕